2016年12月24日

「ルパン」新作映画は「浪川大輔が石川五ェ門になった話」と栗田貫一語る

トークイベントの様子。左から浄園祐プロデューサー、浪川大輔、栗田貫一、小池健監督。
モンキー・パンチ原作による劇場アニメ「LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門」の最速プレミア先行上映会が、本日12月19日に新宿バルト9にて開催された。

浪川大輔
上映会前には、ルパン三世役の栗田貫一、石川五ェ門役の浪川大輔、小池健監督、浄園祐プロデューサーが登壇してのトークイベントも実施。栗田が「今、日本はTPPとPPAPの合体……」と安倍晋三首相のモノマネをしながら演説を始めようとすると、浪川からは「その前にちょっとご挨拶のほうを」とツッコミが入る。

栗田貫一
若き日の五ェ門を描く本作について栗田は、「浪川大輔っていう人が石川五ェ門になった話ですね」と一言。これを受け浪川は「僕は五ェ門という役を受け継いですごく悩んだ時期があって、今でも悩むことがあるんですが、ありがたいお言葉をいただいて感無量です。今回五ェ門が(敵に)一度敗れて、『どう立ち直っていくのか』っていうのがひとつのテーマになっているんですが、(物語の中で)五ェ門には捨てなきゃいけないものと得なきゃいけないものがありまして。それは自分が五ェ門を演じるのに近いものがあるなと思いながら演じさせていただきました」と思いを吐露する。
アフレコについて浪川は「監督のこだわりがすごくて妥協しない。1日でなんとか録り終わったんですが、言葉によっては10テイク以上やり直したりして、13時間くらい収録したんです。『なんてOKを出さない監督なんだ』と何度思ったか(笑)」と回想。これに対し、小池監督は「(今回の話は)剣術の技術がもともと高い五ェ門が、さらにグレードを上げるというもので。達成感のほかに、強い者しか味わえないような感情を、どういう風に表現するかっていう部分を探り探りやっていきました。その中で浪川さんが今まで見たことのない五ェ門を演じてくださったので、僕はとても満足しています」とその意図を解説した。




その後、司会者から小池監督による「LUPIN THE IIIRD」シリーズの印象を問われた栗田は、「海で言うと、テレビでご覧になるポピュラーな『ルパン』は水面辺りの作品。この『LUPIN THE IIIRD』は海の底のほうですね」と語る。また「もともとルパンは泥棒、次元と五ェ門は人殺しで、不二子は詐欺師。悪い奴らの集まりなのに、(最近は)いい人になりはじめていたわけです。本当は犯罪者たちの集団なんだっていう原点があって、それだけど、どこか優しいっていうのがいい部分であって。やっぱり悪い部分も作らないと寂しいなと思っている方が、いらしたんじゃないかと。『LUPIN THE IIIRD』ができたから、海の上と下の間の部分も、全部描けるようになった。これを作ってくれたのはやりがいがあると思いました」と本シリーズの魅力を力説した。

トークイベントの様子。
最後に作品の見どころを問われた浪川は、「動きもそうですしお話もそうなんですけど、本当に作り込まれた作品だと思います。あと『次元大介の墓標』が非常に評判が良かったという話で、プレッシャーを感じていますので、『五ェ門すごかった!』とSNSで宣伝していただければ」とアピール。栗田が「それ見どころじゃなくて、君のお願いじゃん(笑)」とつぶやくと、改めて浪川は「一瞬を苦しく、そしてどれだけカッコよく演出しているかっていうところを見ていただきたいです。あと食べるシーンはめちゃくちゃおいしそうに食べるので、そこは注目です!」と見どころを紹介した。
「LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門」は、2017年2月4日よりロードショー。上映時間は54分となっており、「LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標」と同じくPG-12指定のレイティングで封切られる。なお本日新たな場面カット3点も公開された。
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posted by 得笠野 哲太 at 12:06| アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする