2016年11月08日

ミュージカル「ハミルトン」米大統領選に影響与えた (報道ステーション)

今年6月、第70回トニー賞でミュージカル作品賞をはじめとする11部門受賞という快挙を成し遂げた『Hamilton』。この大ヒットブロードウェイ・ミュージカルに以前から噂のあったとおり「ミックステープ」が制作され、豪華アーティストが参加していることが発表された。

リン-マニュエル・ミランダが脚本・音楽・主演を手がけたこの『Hamilton』は、10ドル札の肖像になっていることでも知られる、アメリカ合衆国憲法の起草者アレクサンダー・ハミルトンの生涯を、ラップ/ヒップホップを用いて描くという試みのミュージカル。人気ヒップホップ・バンド=ザ・ルーツの頭脳クエストラブとMCのブラックソートも音楽面で参加しており、昨年9月に発売されたキャスト・レコーディングのサウンドトラックは、米Billboard誌が異例の5点満点を付け、米Rolling Stoneが選ぶ「2015年のベスト・アルバム」の年間8位に選出されるなど、音楽面でも高く評価。また今年2月に開催された第58回グラミー賞の授賞式ではキャストによる『Hamilton』のライブ・パフォーマンスが生中継されたが、サウンドトラックも見事、最優秀ミュージカル・シアター・アルバム部門を授賞。11冠という快挙を成し遂げた今年6月のトニー賞後には、サウンドトラックは全米チャートで3位まで上昇するヒットも記録した。

ヒップホップ文化に則ってこの大ヒットミュージカル 『Hamilton』のミックステープを作るという構想は、今年3月にもリン-マニュエル・ミランダが明かしており、コモン、バスタ・ライムス、クイーン・ラティファ、チャンス・ザ・ラッパーといったラッパーたちの名を挙げながら、『Hamilton』のミュージカルやサウンドトラックにインスパイアされたオリジナル作品になる予定だと説明していたが、ついに実現。『The Hamilton Mixtape』と題して12月2日に発売されることが決定、11月4日から予約の受付が始まった。




オバマ米大統領を始め数々の著名人、スターたちが絶賛したミュージカルというだけあって、全23曲のアルバムに参加したアーティストも豪華絢爛。キャスト・レコーディングのサウンドトラックのエグゼクティヴ・プロデュースも務めたクエストラヴ率いるザ・ルーツが参加しているのはもちろんのこと、コモン、バスタ・ライムス、ナズ、ウィズ・カリファ、デイヴ・イースト、クイーン・ラティファといったラッパー勢から、アリシア・キーズ、ジョン・レジェンド、アッシャー、ジル・スコット、ミゲル、アロー・ブラック、アンドラ・デイ、シーアといった人気シンガーたちなど、40組近くが参加。チャンス・ザ・ラッパーとフランシス・アンド・ザ・ライツがトリを飾る。

中でもR&B~ヒップホップ・ファンから注目を集めているのは、2000年代前半に“Always On Time”、“Happy”、“Mesmerize”、“Wonderful”といった大ヒットを次々に生んだアシャンティとジャ・ルールのコンビ復活だ。2000年代後半に入って双方とも勢いが失速したが、最近は合同ツアーを行うなど再び共演する機会が増えており、この2人が組んでの久々の新曲ということで話題になっている。
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posted by 得笠野 哲太 at 22:32| アメリカ大統領選 | 更新情報をチェックする