2016年11月01日

(NEXCO西日本)九州パワハラ自殺訴訟 サイコ女所長 自社のパワハラ窓口に相談されたのを逆恨みして執拗なイジメ

福岡県の京築地区にある東九州自動車道インターチェンジ(IC)の料金所に勤めていた契約社員の男性=当時(46)=が2015年10月、「料金所の所長からパワハラを受けた」とする遺書を書き、自殺していたことが31日分かった。遺族は、パワハラを知りながら適切な対応を取らなかったとして、勤務先の「西日本高速道路(NEXCO西日本)サービス九州」(同県太宰府市)に損害賠償などを求める訴えを近く、福岡地裁小倉支部に起こす。

 遺族代理人の弁護士や同社によると、所長は40代の女性で現在は別の部署に異動している。男性は14年4月に契約社員として働き始め、自動料金収受システム(ETC)の監視などに当たっていた。

 代理人弁護士や遺族によると、所長のパワハラは15年1月ごろから始まった。事務所にある階段の手すりの先端に、丸く切り取った男性の顔写真を張ったり、他の職員の前では差別的なあだ名で呼んだりした。勤務態度を罵倒したこともあったという。




 男性は同3月、パワハラなどに関する同社の窓口に相談。そのことを知った所長から他の職員の前で謝罪させられ、別の上司からは「正社員になるのが遅くなる」と告げられたと主張している。自殺前には、家族に「遠くに転勤するかもしれない。もう会えない」と口にしていたという。

 同10月16日から行方不明になり、19日、勤め先のICの駐車場で、車内から制服姿のまま遺体で見つかった。練炭自殺したとみられる。遺書は自宅で3枚見つかり、「パワハラにより今回の自殺に至りました。家(族)に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、もう考えはかわりません」などとつづっていた。

 代理人弁護士が今年1月、同社に対し、男性の自殺に関する社内調査の有無などを質問。双方の代理人が話し合いを続けてきたが、不調に終わった。妻(49)は「自殺の原因を明らかにすると同時に今後、同じようなことが起きないよう世間に訴えたい」と話す。

 同社は「男性が自殺したことは把握しているが、詳しいことはコメントを控えたい」としている。
posted by 得笠野 哲太 at 11:54| パワハラ事件 | 更新情報をチェックする