2016年10月18日

三浦弘行九段(42)カンニング疑惑を文書で否定 NHKの単独インタビューで心境吐露

将棋棋士の三浦弘行九段(42)が対局中に将棋ソフトを使用した疑惑が浮上し、日本将棋連盟が出場停止処分とした問題で、三浦九段は18日、自らの潔白を主張する文章を、弁護士を通じて報道各社に公表した。「対局中に将棋ソフトを使用していたことは一切ありません」と疑惑を改めて否定。「適正な手続きによる処分とは到底言い難い」と不服を訴えつつ「今後も連盟の調査に最大限協力するつもりです。そのことにより、私にかかった疑惑が晴れると信じています」とつづっている。

 文章で三浦九段は、連盟の調査に対し「ノートパソコンやデスクトップパソコン、スマートフォンの全アプリを撮影した画像を提出」したことを明らかにし、「連盟はこれらの資料を精査することなく、一方的に私に出場停止処分を下しました」としている。また、連盟に対し、離席が多いことやコンピューターとの一致率が高いことを示す証拠を書面により提出することを求めたが「連盟からはこれらの資料の開示はなされていません」としている。

 離席の理由については、「休憩室で横になるなど体を休めつつ次の指し手を考えていたり、会館内のトイレに赴いていただけ」などと主張。将棋ソフトを使って対局前に研究を行っていたとし、「私の指し手がコンピュータと一致率が高い部分があったとしても、何も不思議なことではないと考えています」と説明した

日本将棋連盟から年内の対局の出場停止処分を受け、竜王戦に出場できなくなった三浦弘行九段が、処分のあと初めてNHKの単独インタビューに応じ、対局中に将棋ソフトを不正に使った疑いで連盟の調査を受けたことについて、「決して不正はしていないので処分を受けるいわれはない」と述べ、「公平にしっかりと調べてほしい」と訴えました。

日本将棋連盟は、三浦九段が対局中に席を離れることが多いとして、今月11日に聞き取り調査を行い、実際に選んだ手が将棋ソフトが示した手と似ているという一部の棋士からの指摘をもとに、席を離れた際にスマートフォンの将棋ソフトを使っていなかったかについても話を聞きました。

連盟によりますと、この中で三浦九段が、挑戦者として出場が決まっていた竜王戦について、「疑念を持たれた状況では対局できない」と辞退を申し出たとして、休場届の提出を求めましたが、期日までに提出されなかったため年内の公式戦の出場停止処分を決めました。

三浦九段は18日、NHKの単独インタビューに応じ、みずからの見解を初めて具体的に説明しました。この中で三浦九段は不正の疑いを持たれていることについて、「決して不正はしていないので、処分を受けるいわれはない。対局中に絶対にソフトを使っていませんし、そもそもスマートフォンに分析ができる将棋ソフトが入っていません」と述べました。




また、竜王戦の辞退を申し出たとする連盟の説明に対し、「竜王戦は将棋界最高峰の棋戦で挑戦するだけで大変な名誉だ。辞退するわけがない」と反論しました。席を離れた理由については、「私はもともと離席は多いほうだと思う」としたうえで、特に多かったと指摘された7月26日の対局について、「体調がすぐれなかったので、休んでいた時間が長かった」と説明しました。

休場届を出さなかったことについては、「やましいことは全くないので出す必要はない。そういうことで休場届は提出しないと決めた」と答えました。三浦九段は連盟に対して、所有するパソコン4台と、スマートフォンにインストールしているアプリを撮影した画像を自主的に提出したということです。そのうえで、三浦九段は「公平にしっかりと調べてほしい。完全にやっていないことがわかったら白い目で見られずに指せるので一刻も早く調べてほしい。それだけです」と述べ、連盟の調査を強く求めています。



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posted by 得笠野 哲太 at 19:58| 10月ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする